北杜市商工会女性部 部長を務める小宮山ひろみさんは、とってもパワフルな方。そして、この大会を大事にしてくださっている、大会になくてはならない人の1人。今回も最終エイドステーションで出会えますよ!

小宮山さん:去年か、その前の年かなあ......、清里で「花豆」が出たんですよね。それで花豆を使った料理がとても美味しかったんで、それを買って帰りたいという方が大勢いたんですよ。でもそれは私たちのところには無いものですから。ということで反省会のときにね、明野のケーキ、それとリンゴのパイと花豆、というものをお客さんがお土産に買って帰りたい、というお声があったので、それを最後のところで販売できたら、よりいっそう皆さんに喜んでいただけますね。
ほんとにね、楽しいというか、いつものメンバーが、「部長、いつですか、空けておきます」っていうんですよ。商工会の役員会のときにはね、こういうものがあるんで皆さんお願いしますってことで協力をしていかなければいけない。ボランティアの皆さんが宿泊施設や民宿などをやっているじゃないですか。自分たちがそうやって潤うってことは、お客さんが来てくださるから積極的に協力していただかないとっていうことで、お願いしております。でも朝から夕方まで協力するのは無理な方もいらっしゃるんですよ。それはね、ボランティアですから、たとえ3時間でもね。朝から夕方までっていうことは、大変ですよ。夕方お客さんが入ってお泊りになる方もいらっしゃるじゃないですか。
メンバーが積極的に喜んでお手伝いしてくれる。呼ばれて来るっていうのじゃお手伝いする気持ちがね、私は違うと思うんですよ。「空けて待ってるよ」って言われると心強いですよね。なんにしても、皆さんとの接点というか、触れ合いね、これは大事だなあと思いますよ。皆さんがお願いされて「嫌」と言わないんですね。

編:今回はエイドステーションに出るものを宣伝しながら、会場でも販売可能なものは、事前に言っておけば、参加者も事前に準備して来てくれるかもしれませんね。

小宮山さん:前回、テントを設けて、おまんじゅうでもケーキでもなんでもいいから、お土産コーナーを作ったらどうか、という話があったんです。明野のリンゴジャムやケーキは美味しかったって仰ってましたね。あとは花豆とか。だから、お土産袋にしなくてもね、買いやすい金額でね、ちょっとしたときに食べられるようにする。参加者だけではなくて、そのご家族も、楽しんでもらえるようにしたいですね。

編:ちょっと試食なんかできればいいですよね。各エイドステーションで提供しているものがこれですよって。

小宮山さん:そうですね。でも最終地点はずっと並びますから、「お土産もどうぞ」というのは言ってはいられないかもしれないですけれども、時間がある方は別コーナーでね…。どこのステーションもそうでしょうけど、忙しいんですよ、どっと来るじゃないですか。それで参加者の皆さんは同じスタイルだからどの方がどの方かわからないんですけど、でも「何か」特徴のある方は覚えているんですよ。もう何回も来てくださっている方もいらっしゃるじゃないですか。エイドステーションに人手は多くなくてもいいんじゃないかって声もあるんですけど、私は違うと思うんです。3~4人に「ご苦労様」って言われるのと、大勢の人が「あなたを待っていました」というのでは、感じる温かみやおもてなしの心が違うんですよ。
でも、これが長い事業になってくださって、全国だけでなく、海外までも知っていただいているということで、皆さんをお迎えできるっていうことが素晴らしいと思いますよ。東京から北杜までは2時間もあれば着いちゃうじゃないですか。でももう少し地元の人の参加者も欲しいなと思いますね。それと子供さんと女性の方も増えたってことがいいじゃないですかね。

編:大会のこと以外でも素晴らしい自然の景観も魅力ですよね。秋だけじゃなくて、四季折々の八ヶ岳も知ってほしいですよね。春に来たらこんなもの、とか、夏に来たら「ヒマワリがすごい」とか。

小宮山さん:この間ヒマワリの種まきに行って来たんですよ。この事業も私たちはボランティアなんですけれども。やっぱり、みなさんにも北杜の夏のひまわりを知っていただきたいし。この間種まきに行ったときには、若い方たちが見えられたんですよ。「どちらからですか」って聞いたら「大阪からです」っていうんですよ。それで、「どうしてここを知ったんですか?」って聞いたらね、「7月に結婚式がある」って。「結婚式をヒマワリの咲いている中でやりたいんで、商工会女性部の方が実際に種を蒔いたっていうことで来ました」って。そういう話を聞くと、また一段と「じゃあしっかり芽が出るように蒔かにゃいかんなあ」って言っていましたけどね。ちょっとでも北杜のいいところを知っていただければいいなあと思いますよね。地元のものを、いろいろな人に知って欲しいし、食べて欲しいし、 北杜はこんな素晴らしいものがあるっていうのを宣伝したいじゃないですか。食べ物もいいんですけど、人柄がいいと思うんですよ。お付き合いにしても何にしても、人間味がある土地柄だと思いますね。ちょっとお願いごとをされると断れないんです。でもまあ、楽しくやっています(笑)。

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商工会女性部は割り干し大根っていうのをやってるんですよね。日照時間日本一の明野の浅尾大根っていうのをやるんですよ。それがとても美味しいということでね、京都のおすし屋さんとかね、甲府の鰻屋さんも「ちょっと使いたい」ということでね。それでもう新聞とかテレビとかいろいろなところに宣伝をしているんです。だから本当はそういうものもお出しできればいいんですけれども。大根を収穫するのが11月の末なんですね。それで2月まで八ヶ岳の「吹きっさらし」に干さないといけないんです。販売が2月だから大会の時期までにあれば、ということですよね。冷蔵庫にでもいれておけばね、とっておくことはできるんですよ。
「たかねの湯」とか「まきばレストラン」「道の駅」にも置かせていただいています。IMG_2649ss

(まとめ/FUNRiDE編集部)